ミサワホームの外壁の種類と特徴、費用・メンテナンス法を解説

ミサワホームでの家づくりを検討する中で、家の顔とも言える外壁について、どのような種類があるのか、それぞれの特徴やメンテナンスの方法、そして費用はどれくらいかかるのか、気になる点は多いのではないでしょうか。

ミサワホームの外壁は、デザイン性や耐久性に優れた多彩なラインナップが用意されています。

代表的なサイディングや高級感のあるタイル外壁、さらにはミサワホーム独自のPALCといった選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。

また、標準仕様で選べるものから、こだわりを実現するためのオプションまで、その違いを理解することは、理想の住まいを実現する上で非常に重要です。

この記事では、ミサワホームの外壁に関するあらゆる疑問にお答えします。

外壁材の種類ごとの特徴、性能、デザイン性はもちろんのこと、将来的に必要となるメンテナンスの時期や塗り替え費用の相場、さらには保証内容に至るまで、網羅的に詳しく解説していきます。

外壁の耐久性や、窯業系サイディングの具体的なメンテナンス方法、塗料の選び方など、専門的な情報も分かりやすくお伝えしますので、後悔のない外壁選びの参考にしてください。

なお、ハウスメーカー各社の資料・カタログはコチラから入手すると、無料＆まとめて一括請求できるので比較検討がとてもカンタンで便利です。

 

ミサワホームの外壁で選べる種類とそれぞれの特徴

ミサワホームの家づくりにおいて、外壁は建物の印象を決定づけるだけでなく、住まいの耐久性や快適性を左右する重要な要素です。

ミサワホームでは、施主の多様なニーズに応えるため、デザイン性、機能性、メンテナンス性に優れた様々な種類の外壁材を提供しています。

それぞれの外壁材には独自の特徴があり、メリット・デメリットも異なります。

ここでは、ミサワホームで選択可能な主な外壁の種類と、それぞれの特徴について詳しく解説していきます。

ご自身のライフスタイルやデザインの好み、そして将来的なメンテナンス計画まで考慮しながら、最適な外壁選びの参考にしてください。

多彩なデザインが魅力のサイディング外壁

 

ミサワホームの外壁の中でも、特に多くの住宅で採用されているのがサイディング外壁です。

サイディングは、セメント質と繊維質を主原料とした板状の外壁材で、その最大の魅力はデザインの豊富さにあります。

石積み調やタイル調、木目調など、多彩な色や柄、凹凸のあるテクスチャーから選ぶことができ、洋風から和風まで、あらゆるデザインの住宅に対応可能です。

工場で生産されるため品質が安定しており、現場での施工が比較的容易であることから、工期の短縮やコストを抑えられるというメリットもあります。

窯業系サイディングの特徴

ミサワホームで標準仕様として採用されることが多いのが、この窯業系サイディングです。

耐火性や耐震性に優れている点が大きな特徴と言えるでしょう。

また、近年では、雨水で汚れを洗い流すセルフクリーニング機能を持つ製品や、色あせしにくい高耐候性の塗料を使用した製品など、メンテナンスの手間を軽減する高機能なサイディングも増えています。

これにより、長期間にわたって美しい外観を保つことが容易になりました。

金属系サイディングという選択肢

オプションとして、または建物のデザインによっては金属系サイディングも選択肢に入ります。

ガルバリウム鋼板などが代表的で、シャープでモダンな印象を与えることができます。

窯業系サイディングに比べて軽量であるため、建物への負担が少なく、耐震性の向上にも寄与します。

断熱材と一体になった製品も多く、断熱性能を高める効果も期待できるでしょう。

ただし、素材の特性上、傷がつきやすく、凹みやすいという側面も考慮する必要があります。

【関連】ミサワホーム

標準仕様とオプションで何が違う？

ミサワホームの外壁選びでは、標準仕様とオプションの違いを理解しておくことが重要です。

どの商品プランを選択するかによって、標準で選べる外壁材の種類やグレードが異なります。

標準仕様の範囲

ミサワホームの多くの商品プランでは、窯業系サイディングが標準仕様となっています。

標準仕様といっても、その中には豊富なデザインやカラーバリエーションが用意されており、十分に個性的な外観を実現することが可能です。

例えば、ケイミュー社やニチハ社といった大手メーカーの高性能なサイディングが採用されていることが多く、耐久性や防汚性といった基本的な性能はしっかりと確保されています。

商品によっては、タイル外壁が標準仕様となっているコストパフォーマンスに優れたプランも存在します。

オプションで広がる選択肢

より高いデザイン性や性能を求める場合には、オプションを選択することになります。

オプションでは、標準仕様よりもグレードの高いサイディング、重厚感や高級感を演出するタイル外壁、ミサワホーム独自の高耐久パネルであるPALC（パルク）などを選ぶことができます。

オプションを選ぶことで、外観の差別化を図れるだけでなく、メンテナンス周期を延ばしたり、断熱性や防火性をさらに高めたりすることが可能になります。

どこまでを標準仕様で賄い、どこにオプション費用をかけるかは、家づくり全体の予算配分と、デザインや性能に関する優先順位を考慮して慎重に決定する必要があるでしょう。

高級感あふれるタイル外壁のメリット

ミサワホームの外壁の中でも、ひときわ高級感と重厚感を放つのがタイル外壁です。

初期費用はサイディングに比べて高くなる傾向にありますが、それを上回る多くのメリットを持っています。

本物の焼き物であるタイルは、土や石を高温で焼き固めて作られるため、その質感や色合いは非常に深みがあり、歳月を経ても色あせることのない美しさを保ち続けます。

圧倒的な耐久性と耐候性

タイル外壁の最大のメリットは、その優れた耐久性にあります。

紫外線による劣化や色あせがほとんどなく、風雨による浸食にも非常に強いです。

硬い素材であるため、飛来物などによる傷がつきにくいという特徴もあります。

このため、サイディングのように定期的な再塗装が基本的に不要で、長期的に見るとメンテナンスコストを大幅に削減できる可能性があります。

メンテナンスフリーではない点に注意

「タイル外壁はメンテナンスフリー」と言われることがありますが、これは正確ではありません。

タイル自体は非常に長持ちしますが、タイルとタイルの間を埋める目地材や、窓サッシ周りなどに使われるシーリング材は経年で劣化します。

これらの部分が劣化すると、ひび割れから雨水が浸入し、建物の構造体にダメージを与える原因となりかねません。

そのため、10年～15年程度を目安に、目地の補修やシーリングの打ち替えといったメンテナンスが必要になることを覚えておく必要があります。

とはいえ、外壁全体の塗り替えに比べれば、その費用や手間は格段に少なく済みます。

外壁選びで知っておきたいデメリット

ミサワホームの外壁を選ぶ際には、それぞれの素材が持つメリットだけでなく、デメリットや注意点についても十分に理解しておくことが、後悔しない家づくりのために不可欠です。

デザインの好みや初期費用だけで判断せず、長期的な視点で検討することが重要になります。

サイディング外壁のデメリット

デザインが豊富で初期費用を抑えやすいサイディング外壁ですが、メンテナンスの観点ではいくつかの注意点があります。

最も重要なのが、シーリング（コーキング）の劣化です。

サイディングボードの継ぎ目や窓周りに充填されているシーリング材は、紫外線や風雨の影響で7年～10年ほどで硬化し、ひび割れや剥がれが生じやすくなります。

この劣化を放置すると、雨漏りの原因となるため、定期的な打ち替え工事が必要です。

また、外壁材本体も塗膜が劣化すると、色あせや汚れの付着、さらには水を吸って反りやひび割れにつながることがあります。

そのため、一般的に10年～15年周期での塗り替えメンテナンスが推奨されています。

タイル外壁のデメリット

耐久性に優れ、高級感のあるタイル外壁ですが、最大のデメリットは初期費用の高さです。

サイディング外壁に比べて材料費も施工費も高額になるため、建築全体の予算に大きく影響します。

また、地震などの大きな揺れによって、タイルが剥がれ落ちたり、ひびが入ったりするリスクもゼロではありません。

万が一、剥落したタイルが人や物に当たってしまうと大きな事故につながる可能性もあります。

前述の通り、目地やシーリングのメンテナンスも必要であり、全くの手間いらずというわけではない点を理解しておくべきでしょう。

長持ちするおすすめの外壁は？

メンテナンスの手間や費用をできるだけ抑え、長期間にわたって美しい外観を維持したいと考えるのは当然のことです。

ミサワホームで選べる外壁材の中で、特に「長持ちする」という観点からおすすめの外壁材をいくつかご紹介します。

高耐久性が魅力のPALC（パルク）

ミサワホーム独自の高耐久外壁パネル「PALC（パルク）」は、長持ちする外壁の代表格です。

PALCは軽量気泡コンクリートパネルの一種で、厚さが80mmもあり、非常に高い耐久性、耐火性、断熱性を誇ります。

凹凸の深い重厚感のあるデザインが特徴で、構造体としても優れた性能を発揮します。

一般的なサイディングに比べて塗装の劣化が緩やかで、メンテナンス周期を長く設定できるのが大きなメリットです。

初期費用は高めですが、その分、長期的な安心感とメンテナンスコストの削減が期待できます。

メンテナンスコストを重視するならタイル外壁

初期費用をクリアできるのであれば、タイル外壁も非常に有力な選択肢です。

タイル自体は塗装が不要で、紫外線による劣化もほとんどないため、外壁の美しさが長期間持続します。

目地やシーリングのメンテナンスは必要ですが、外壁全体の塗り替えに比べれば費用は格段に抑えられます。

30年、40年といった長いスパンで住み続けることを考えた場合、トータルのメンテナンスコストではサイディング外壁よりも有利になるケースが多いでしょう。

高耐候性サイディングという選択肢

予算的にPALCやタイルが難しい場合でも、諦める必要はありません。

近年、窯業系サイディングの性能は飛躍的に向上しています。

紫外線に強い高耐候性の塗料を施した製品や、30年程度の耐久性を謳うシーリング材も登場しています。

これらの高機能なサイディングとシーリング材を組み合わせることで、従来のサイディングのメンテナンス周期である10年～15年を大幅に超え、20年～30年の耐久性を期待できるようになりました。

初期費用は標準的なサイディングよりも少し上がりますが、将来の塗り替え回数を1回減らせる可能性を考えると、非常にコストパフォーマンスの高い選択と言えるでしょう。

 

＼300万円以上の値引き実績あり！／

ミサワホームの外壁にかかるメンテナンスと費用

マイホームは建てて終わりではなく、長く快適に住み続けるためには適切な時期にメンテナンスを行うことが不可欠です。

特にミサワホームの外壁は、住まいを雨風や紫外線から守る重要な役割を担っているため、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。

しかし、「いつ頃、どんなメンテナンスが必要で、費用は一体いくらかかるのか」といった点は、多くの方が不安に感じる部分でしょう。

この章では、ミサワホームの外壁メンテナンスに焦点を当て、必要な時期の目安や劣化のサイン、そして塗り替えにかかる費用の相場について詳しく解説します。

適切なメンテナンス計画を立てることで、住まいの寿命を延ばし、将来的なコストを抑えることにも繋がります。

外壁のメンテナンスが必要な時期とサイン

ミサワホームの外壁メンテナンスの時期は、使用されている外壁材の種類や、お住まいの地域の気候条件によって異なりますが、一般的には新築から10年～15年が一つの目安とされています。

ただし、年数だけにとらわれず、外壁が発する劣化のサインに気づき、早めに対応することが大切です。

定期的にセルフチェックを行う習慣をつけましょう。

チェックすべき劣化のサイン

ご自身で外壁の状態を確認する際に、特に注意して見ていただきたいポイントがいくつかあります。

これらのサインが一つでも見られたら、専門家による詳細な診断を受けることをおすすめします。

見た目がまだ綺麗でも、内部で劣化が進行しているケースもあるため、3年～4年ごとの定期的な点検が理想的です。

外壁の塗り替え費用の目安はいくら？

ミサワホームの外壁塗装を行う場合、その費用は建物の大きさや形状、使用する塗料のグレード、そして劣化の進行具合によって大きく変動します。

あくまで一般的な目安ですが、30坪・2階建ての住宅の場合、約110万円～250万円程度が相場と言われています。

費用に影響を与える要因

外壁の塗り替え費用は、主に以下の要素で構成されています。

ミサワホームのPALCのように凹凸の深い外壁は、塗装面積が広くなるため、一般的な住宅よりも塗料の使用量が多くなり、費用が高くなる傾向があります。

また、シーリングの打ち替えも、建物の構造上、施工箇所が多くなる場合があるため、見積もりをしっかり確認することが重要です。

塗料のグレードと耐用年数

塗り替え費用を左右する大きな要因が塗料のグレードです。

安価な塗料を選べば初期費用は抑えられますが、耐用年数が短いため、次の塗り替え時期が早く来てしまい、長期的に見るとコストパフォーマンスが悪くなる可能性があります。

一方で、高価でも耐用年数の長い塗料を選べば、塗り替え回数を減らすことができ、トータルコストを抑えることに繋がります。

それぞれの塗料のおおよその耐用年数と費用の関係を下の表にまとめました。

塗料の種類	耐用年数の目安	平米単価の目安
アクリル塗料	5～8年	1,500円～
ウレタン塗料	8～10年	2,000円～
シリコン塗料	10～15年	2,500円～
ラジカル制御型塗料	12～16年	2,800円～
フッ素塗料	15～20年	3,500円～
無機塗料	20年以上	4,500円～

現在の主流は、コストと性能のバランスが良いシリコン塗料やラジカル制御型塗料です。

費用を抑えるなら「タウンライフ家づくり」

ミサワホームの外壁について検討を深める中で、「他のハウスメーカーの外壁はどうなっているのだろう」「もっと費用を抑えつつ、理想のデザインを実現できる会社はないだろうか」と考える方も少なくないでしょう。

しかし、一社一社住宅展示場を回って話を聞いたり、個別にカタログを取り寄せたりするのは、時間も労力もかかり非常に大変です。

そこでおすすめしたいのが、注文住宅の一括資料請求サービス「タウンライフ家づくり」です。

自宅にいながら複数社の比較検討が可能

「タウンライフ家づくり」の最大のメリットは、自宅にいながら、複数の優良ハウスメーカーや工務店から、あなたのためだけのオリジナルの間取りプランや見積もり、土地情報を無料で取り寄せられる点です。

簡単な情報を一度入力するだけで、ミサワホームはもちろん、他の気になるハウスメーカーの提案を一度に比較検討することができます。

各社の外壁の標準仕様やオプションの違い、それに伴う価格差などを客観的に比較することで、ご自身の希望や予算に最も合った会社を見つけやすくなります。

しつこい営業が苦手な人にも最適

住宅展示場に行くと、その後の営業担当者からの電話勧誘が頻繁にかかってきて、断るのが苦手でストレスに感じてしまうという方も多いのではないでしょうか。

「タウンライフ家づくり」はオンラインで完結するため、自分のペースでじっくりと情報を吟味することができます。

不要な営業対応に悩まされることなく、純粋にプランや見積もり内容で各社を評価できるのは、大きな利点と言えるでしょう。

複数の見積もりを比較することで、おおよその相場観を養うことができ、特定のハウスメーカーとの価格交渉においても有利に進められる可能性があります。

家づくりで後悔しないためには、最初から一社に絞るのではなく、複数の選択肢を比較することが何よりも重要です。

そのための第一歩として、「タウンライフ家づくり」の無料一括見積もりサービスを賢く活用してみてはいかがでしょうか。

理想のミサワホームの外壁を実現する秘訣

ここまで、ミサワホームの外壁の種類や特徴、メンテナンスについて解説してきました。

最後に、あなたが理想とするミサワホームの外壁を実現するための秘訣をまとめてお伝えします。

それは、デザイン性、耐久性、そしてコストという3つのバランスを、ご自身の価値観に基づいて見極めることです。

長期的な視点を持つこと

外壁選びは、新築時の見た目や初期費用だけで判断してはいけません。

10年後、20年後のメンテナンスのことまで見据えた、長期的な視点が不可欠です。

例えば、初期費用が多少高くても、塗り替え不要のタイル外壁を選ぶことで、将来のメンテナンス費用と手間を大幅に削減できるかもしれません。

逆に、デザインの好みが変わる可能性を考え、塗り替えのタイミングで色や雰囲気を変えられるサイディングを選ぶという考え方もあります。

ご自身のライフプランと照らし合わせ、どの選択が最も合理的かを考えましょう。

情報収集と比較検討を怠らない

ミサワホームの外壁には魅力的な選択肢がたくさんありますが、もしかしたら他のハウスメーカーが、あなたの理想をさらに高いレベルで、あるいはもっと良いコストパフォーマンスで実現してくれる可能性もあります。

後悔しない家づくりのためには、視野を広く持ち、複数の会社を比較検討することが絶対条件です。

その際、「タウンライフ家づくり」のようなサービスを利用すれば、効率的に情報収集ができ、客観的な判断材料を得ることができます。

ミサワホームの外壁という素晴らしい選択肢を軸にしつつも、他の可能性も探ることで、最終的な決定に自信と納得感を持つことができるでしょう。

この記事が、あなたの理想の住まいづくり、そして満足のいくミサワホームの外壁選びの一助となれば幸いです。