
ゼロホームの住宅は、高気密・高断熱を標準仕様とした快適な住環境を提供しています。
しかし、実際に住んでみると寒いと感じることがあるという声も聞かれます。
特にBASE3の特徴や構造、断熱性や気密性、そしてC値といった数値がどの程度の性能を持つのか気になる方も多いでしょう。
本記事では、ゼロホームの住宅がなぜ寒く感じるのか、その原因を詳しく解説し、具体的な対策方法をご紹介します。
また、高断熱・高気密住宅のメリットとデメリットについても触れ、暖かく快適に過ごすためのポイントをお伝えします。
ゼロホームで寒さを感じずに暮らすために、どのような対策が有効なのか、ぜひ最後までご覧ください。
- ゼロホームの標準仕様とBASE3の特徴や構造がわかる
- BASE3の断熱性や気密性、C値の性能について理解できる
- 高断熱・高気密住宅のメリットとデメリットを学べる
- ゼロホームの住宅で寒さを感じる原因を知れる
- 窓や床の断熱性を向上させる方法がわかる
- 24時間換気システムの適切な使い方を学べる
- 寒さ対策として効果的な暖房設備の選び方を理解できる
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ゼロホームの家は寒い?その理由と対策を解説
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ゼロホームの標準仕様とは?BASE3の特徴と構造
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BASE3の断熱性と気密性は本当に高いのか?
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ゼロホームのC値はどれくらい?気密性の実態
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高断熱・高気密住宅のメリットとデメリット
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ゼロホームで寒いと感じる原因は何か?
ゼロホームの標準仕様とは?BASE3の特徴と構造
ゼロホームは、長期優良住宅を標準仕様とした「100年住宅」を提供するハウスメーカーです。
ゼロホームの注文住宅には、標準仕様として高い耐震性・耐久性・断熱性が確保されており、長期間にわたり快適な住環境を維持できるように設計されています。
特に、ゼロホームの「BASE3」は、より高性能な住宅を求める顧客向けに開発されたモデルで、断熱性・気密性・換気性能を強化した設計が特徴です。
BASE3では、屋根や外壁、床に高性能の断熱材を使用し、住まい全体を高断熱化しています。
さらに、24時間換気システム「ルフロ400」を標準搭載し、効率的な換気を実現しています。
これにより、温度や湿度のバランスを整え、快適な住空間を維持することが可能となります。
また、ゼロホームの住宅は、標準で「耐震等級3」に対応しており、震度7クラスの地震にも耐えうる構造になっています。
これは、日本の住宅基準の中でも最高レベルの耐震性能を誇ります。
また、構造材には国産の木材を使用しており、強度と耐久性の両面で優れた仕様となっています。
設備面では、キッチンやバスルーム、トイレといった住宅設備は、有名メーカーの製品を採用し、デザイン性と機能性を両立させています。
さらに、BASE3では、気密性の向上を目的とした気密測定を全棟で実施しており、施工精度の高さを数値で保証する仕組みが整えられています。
これにより、無駄な隙間がなくなり、冷暖房の効率を向上させることができます。
ゼロホームの標準仕様は、コストを抑えつつ高性能な住宅を実現する点が強みです。
特に「BASE3」は、高気密・高断熱・高換気という3つのポイントを強化することで、一年を通して快適な住環境を提供します。
BASE3の断熱性と気密性は本当に高いのか?
BASE3の大きな特徴の一つが、高断熱・高気密な住宅性能です。
住宅の断熱性能を示す指標として「UA値(外皮平均熱貫流率)」がありますが、BASE3ではこの数値が0.46W/㎡・Kとされており、一般的なZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準を上回る性能を誇ります。
UA値が低いほど、室内の熱が外に逃げにくくなり、冷暖房の効率が向上します。
また、気密性の指標である「C値(相当隙間面積)」についても、BASE3は全棟で測定を実施し、0.5㎠/㎡を実現しています。
この数値は非常に優れた気密性を示しており、一般的な注文住宅の基準よりも厳格なものです。
このような高気密・高断熱の仕様により、BASE3は「夏は涼しく、冬は暖かい」住宅を実現しています。
例えば、外気温が低い冬場でも室内の熱が逃げにくく、エアコンの設定温度を低めにしても快適に過ごせる環境が整います。
一方で、気密性が高すぎると空気の入れ替えが難しくなることがありますが、BASE3では24時間換気システム「ルフロ400」を採用することで、常に新鮮な空気を取り入れながら、汚れた空気を排出する仕組みを備えています。
これにより、結露やカビの発生を抑え、健康的な室内環境を維持することができます。
さらに、BASE3ではトリプルガラスの樹脂窓を採用することで、窓からの熱の出入りを最小限に抑えています。
窓は住宅の中でも最も熱の影響を受けやすい部分ですが、高断熱仕様の窓を採用することで、室内の快適性を向上させることができます。
また、壁や床の断熱材には高性能グラスウールを使用し、断熱効果を持続させる設計になっています。
結論として、BASE3の断熱性と気密性は一般的な注文住宅と比較しても非常に高い水準にあると言えます。
高性能な断熱材や窓を組み合わせることで、室内の温度を快適に保ち、省エネ効果も期待できます。
また、気密測定を全棟で実施することで、施工精度の高さを保証しており、安心して住むことができる住宅となっています。
ゼロホームのC値はどれくらい?気密性の実態
C値とは、住宅の隙間の量を示す数値であり、数値が低いほど気密性が高いことを意味します。
ゼロホームのBASE3では、C値0.5㎠/㎡を実現しており、これは業界の中でもトップレベルの気密性と言えます。
一般的な注文住宅では、C値1.0~2.0㎠/㎡程度が標準とされるため、BASE3の気密性の高さが際立っていることがわかります。
高い気密性を確保することで、冷暖房の効率が向上し、光熱費の削減につながるだけでなく、外部のホコリや花粉、騒音の侵入も防ぐことができます。
また、C値が低い住宅では、室内の温度差が少なくなるため、ヒートショックのリスクを抑えることができます。
例えば、冬場に暖房の効いたリビングから寒い廊下や浴室に移動する際の温度差が少なくなり、高齢者や小さな子どもがいる家庭でも安心して生活できます。
ゼロホームでは、全棟で気密測定を実施しており、施工の品質を数値で保証しています。
これは、施工時に断熱材や気密シートが適切に施工されているかを確認するための重要な工程であり、高い精度での施工が求められます。
気密性が不十分な住宅では、いくら断熱材を厚くしても隙間風が入り込んでしまい、冷暖房の効率が低下してしまいます。
そのため、C値の低い住宅を選ぶことは、快適な住環境を実現するための大きなポイントとなります。
また、ゼロホームでは、標準仕様として高性能な換気システムを導入しており、高気密住宅で発生しがちな空気のよどみを防ぐ設計がされています。
特に、BASE3では「ルフロ400」を採用し、効率的な換気を行いながら、適切な湿度を維持することができます。
このように、ゼロホームのC値は一般的な住宅と比較しても非常に優れた数値を記録しており、気密性の高さが特徴の一つとなっています。
これにより、快適で健康的な住環境を維持しつつ、冷暖房のコストを抑えることができるため、省エネ住宅としての性能も兼ね備えています。
【関連】ゼロホーム公式
高断熱・高気密住宅のメリットとデメリット
高断熱・高気密住宅は、近年の住宅市場で注目される性能のひとつです。
特に、ゼロホームのBASE3は、この高断熱・高気密性能を追求した住宅となっています。
しかし、どんなに性能が高い住宅でも、メリットとデメリットが存在します。
ここでは、高断熱・高気密住宅のメリットとデメリットについて詳しく解説します。
高断熱・高気密住宅のメリット
高断熱・高気密住宅の最大のメリットは、室内の温度を一定に保ちやすいことです。
外気温の影響を受けにくいため、夏は涼しく、冬は暖かい環境を実現できます。
例えば、BASE3の断熱性能(UA値0.46W/㎡・K)と気密性能(C値0.5㎠/㎡)の組み合わせにより、室内の快適性が向上します。
冷暖房の効率が良くなるため、光熱費の節約にもつながります。
また、高気密な住宅では、外部からの隙間風や騒音が入りにくいため、静かで快適な住環境を実現できます。
特に、都市部や交通量の多いエリアでは、外部の騒音が住宅の快適性を損なうことがありますが、高気密住宅ならその影響を最小限に抑えることができます。
また、室内の空気の流れが計画的に管理されるため、換気システムの効率が良くなり、空気が常に清潔な状態を保てるのも大きなメリットです。
ゼロホームのBASE3では「ルフロ400」という24時間換気システムを導入しており、カビや結露の発生を抑えるだけでなく、室内の空気を常に新鮮な状態に保つことができます。
さらに、ヒートショックのリスクを軽減できるのも魅力です。
高断熱・高気密住宅では、家全体の温度差が少なくなるため、冬場に暖房の効いたリビングから冷えた廊下や浴室へ移動する際の急激な温度変化を防ぐことができます。
これは、高齢者や小さな子どもがいる家庭にとって、大きな安心材料となります。
高断熱・高気密住宅のデメリット
一方で、高断熱・高気密住宅にはいくつかのデメリットも存在します。
まず、施工費用が高くなるという点です。
高性能な断熱材や気密シート、断熱サッシなどを使用するため、一般的な住宅と比べて建築コストが高くなります。
ただし、長期的に見ると冷暖房のコストを抑えられるため、ランニングコストを考慮すれば十分にメリットがあると言えます。
また、換気をしっかり管理しないと、室内の空気がこもりやすいという点も注意が必要です。
高気密な住宅では、自然換気がほとんど発生しないため、24時間換気システムが正常に稼働しているかどうかを定期的に確認する必要があります。
また、適切なメンテナンスを怠ると、室内の空気が汚れやすくなる可能性があります。
さらに、冬場に結露が発生しやすいという問題もあります。
高気密な住宅では、室内の湿度が高くなりがちです。
特に、断熱性が不十分な窓や換気の不備があると、結露が発生し、カビやダニの原因になることがあります。
これを防ぐためには、適切な断熱窓を選ぶとともに、湿度管理をしっかりと行うことが重要です。
加えて、高気密住宅では石油ストーブの使用が制限されることもデメリットのひとつです。
室内の気密性が高いため、燃焼による酸素の消費が多くなると、一酸化炭素中毒のリスクが高まります。
そのため、高気密住宅ではエアコンや床暖房などの暖房設備をメインに使用することが推奨されています。
ゼロホームで寒いと感じる原因は何か?
ゼロホームの住宅は高断熱・高気密仕様となっていますが、一部の住民から「寒い」と感じる声が上がることもあります。
では、ゼロホームで寒いと感じる原因は何なのでしょうか?
1. 気密性が高い分、適切な換気が必要
ゼロホームのBASE3ではC値0.5㎠/㎡という高気密仕様ですが、このレベルの住宅では適切な換気を行わないと、逆に寒さを感じることがあります。
例えば、換気扇を頻繁に使うと、外気が室内に流れ込み、寒さを感じることがあります。
特に、窓を開けての換気を頻繁に行うと、暖房の効率が落ちるため、冬場は注意が必要です。
適切な換気を行うためには、24時間換気システムを活用しながら、換気量の調整を行うことが大切です。
2. 窓や玄関ドアの断熱対策が不十分
高断熱な住宅であっても、窓や玄関ドアの断熱性が低いと、そこから冷気が入り込んでしまいます。
特に、アルミサッシや単層ガラスの窓を使用している場合、外気の冷たさが室内に伝わりやすくなります。
ゼロホームのBASE3では、断熱性の高い樹脂窓やトリプルガラスが採用されていますが、オプションで選ばない場合、標準仕様の窓では寒さを感じることがあるかもしれません。
玄関ドアの断熱性能も見直し、必要に応じて気密性の高いドアに交換することで、寒さを軽減できます。
3. 床の断熱対策が不十分
床から冷えを感じる場合、床の断熱材が不十分である可能性があります。
特に、1階の床が冷たいと感じる場合、床下から冷気が上がってきている可能性があります。
ゼロホームのBASE3では、標準仕様で床の断熱対策がされていますが、施工の状態によっては、冷気が感じられることがあります。
この場合、床暖房の導入やカーペットの活用などで、寒さを軽減することが可能です。
4. 暖房設備の使い方が最適でない
高断熱・高気密住宅では、暖房の使い方にも工夫が必要です。
例えば、エアコンの設定温度を高くするよりも、低めの温度設定で長時間運転する方が、効率よく部屋全体を暖めることができます。
また、サーキュレーターを使用して室内の空気を循環させると、より効率的に暖房が行き届きます。
ゼロホームの住宅は高断熱・高気密仕様ですが、換気や窓の断熱性、床の断熱対策、暖房の使い方などによって寒さを感じることがあります。
これらの要因を見直し、適切な対策を取ることで、より快適な住環境を実現できます。
ゼロホームで快適に暮らすためには、住宅の性能を理解し、適切な使い方を心がけることが大切です。
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ゼロホームで寒いと感じないための対策とは?
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窓の断熱性を向上させる方法
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気密性を高めるリフォームや工夫
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断熱材の選び方と施工のポイント
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24時間換気システムの活用方法
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ゼロホームの家をより暖かくする暖房設備
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ゼロホームで寒いと感じる場合の最適な解決策
窓の断熱性を向上させる方法
窓の断熱性を向上させることは、高気密・高断熱住宅において非常に重要です。
なぜなら、家の中で最も熱の出入りが多い部分が窓であり、冬は約58%の熱が窓から逃げ、夏は73%の熱が窓から入ると言われています。
このため、窓の断熱性能を高めることで、住宅全体の断熱性が向上し、冷暖房の効率も大きく向上します。
1. 断熱性能の高い窓ガラスを選ぶ
窓の断熱性能を向上させる最も効果的な方法の一つが、高断熱窓を採用することです。
一般的に、以下の3種類の窓ガラスがあります。
-
単板ガラス(シングルガラス):1枚のガラスで構成されている最も一般的な窓ガラスですが、断熱性能は低く、結露もしやすい。
-
複層ガラス(ペアガラス):2枚のガラスの間に空気層を挟んだ窓で、単板ガラスよりも断熱性能が向上。
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Low-E複層ガラス:複層ガラスの内側に特殊な金属膜をコーティングしたガラスで、熱を反射し、より高い断熱性能を持つ。
特に、「Low-E複層ガラス」は、夏場は外部からの熱を反射し、冬場は室内の熱を逃がしにくくするため、省エネ効果が高いです。
ゼロホームのBASE3では、Low-E複層ガラスやトリプルガラスを採用しているため、標準仕様でも高い断熱性能を確保しています。
2. 樹脂サッシを採用する
窓枠の素材も断熱性能に大きく影響します。
一般的に、窓枠には以下の3種類の素材が使われます。
-
アルミサッシ:軽量で安価だが、熱を伝えやすいため断熱性能は低い。
-
アルミ樹脂複合サッシ:内側が樹脂、外側がアルミでできており、アルミサッシよりも断熱性が高い。
-
樹脂サッシ:熱を伝えにくい樹脂製のサッシで、断熱性能が最も高い。
ゼロホームでは、標準仕様で「樹脂サッシ+Low-E複層ガラス」が採用されており、一般的な住宅に比べて窓からの熱の出入りを大幅に抑えています。
特に、北海道などの寒冷地では、トリプルガラス+樹脂サッシが標準仕様となることも多く、寒冷地での住まいには必須の選択肢です。
3. 窓の位置と大きさを最適化する
断熱性を高めるためには、窓の位置や大きさにも工夫が必要です。
例えば、南向きの窓を大きくし、冬の日射熱を取り入れ、北側の窓を小さくすることで熱損失を減らすといった設計が効果的です。
また、冬場に冷たい風が直接当たる北側の窓には、Low-E複層ガラスや遮熱カーテンを併用することで、さらに断熱性能を高めることができます。
4. 内窓(二重窓)を設置する
現在の窓をそのまま活用しつつ、断熱性能を向上させる方法として、内窓(二重窓)の設置があります。
二重窓を設置すると、既存の窓との間に空気層ができるため、熱の伝達を抑えることができます。
また、結露の発生を抑え、遮音性の向上にもつながるため、住宅の快適性を大幅に向上させることができます。
気密性を高めるリフォームや工夫
住宅の快適性を高めるためには、気密性の向上も非常に重要です。
気密性が低いと、せっかく高断熱な家を建てても、隙間から冷気や熱気が出入りし、快適な室温を維持できなくなります。
また、気密性が高い住宅では、空気の流れをコントロールしやすいため、計画換気がしっかり機能し、カビやダニの発生を防ぐことができます。
1. 気密測定を実施する
気密性を高めるためには、まず気密測定(C値測定)を実施することが重要です。
ゼロホームのBASE3では、C値0.5㎠/㎡という高気密仕様を全棟で実施しています。
一般的な住宅のC値は1.0〜2.0㎠/㎡程度なので、BASE3の気密性が非常に高いことがわかります。
2. 隙間を徹底的にふさぐ
気密性を向上させるためには、以下のポイントで隙間を埋めることが重要です。
-
窓やドアの隙間を気密パッキンで塞ぐ
-
壁や床のコンセント部分に気密ボックスを設置する
-
天井の点検口や換気扇まわりを気密処理する
これらの工夫をすることで、隙間風の侵入を防ぎ、暖房や冷房の効果を最大限に引き出すことができます。
3. 気密シートや気密テープを活用する
気密性を高めるためには、施工段階での工夫も重要です。
特に、壁や床の施工時に気密シートや気密テープを活用すると、より高い気密性を確保できます。
また、気密シートを使用することで、壁の内部で発生する結露を防ぐことができ、建物の耐久性を向上させる効果もあります。
断熱材の選び方と施工のポイント
断熱性能を最大限に引き出すためには、断熱材の選び方と施工の方法も重要です。
1. 断熱材の種類
断熱材には、大きく分けて以下の種類があります。
断熱材の種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
グラスウール | 繊維状の断熱材で、安価 | 施工しやすくコストが低い | 吸湿しやすく、カビのリスクあり |
発泡ウレタン | 吹き付け施工で隙間なく密着 | 高気密・高断熱を実現できる | 施工コストが高い |
セルロースファイバー | リサイクル紙を利用したエコ素材 | 調湿性が高く防音効果あり | 施工に技術が必要 |
ゼロホームのBASE3では、高性能グラスウールを採用しており、長期間にわたって断熱性能を維持できます。
2. 施工のポイント
断熱材の施工では、断熱材が隙間なくしっかりと施工されているかが非常に重要です。
また、施工時には気密シートを併用し、内部結露を防ぐことも大切です。
施工精度が低いと、どんなに高性能な断熱材を使っても、十分な効果を発揮できません。
そのため、気密測定を実施し、施工精度を確認することが重要になります。
このように、窓の断熱性向上、気密性の改善、適切な断熱材の選択と施工を組み合わせることで、より快適で省エネ性能の高い住宅を実現できます。
24時間換気システムの活用方法
24時間換気システムは、高気密・高断熱住宅において欠かせない設備の一つです。
特にゼロホームのBASE3では、**ダクト式第3種換気システム「ルフロ400」**を採用しており、家全体を効率的に換気することで、快適な空気環境を維持しています。
しかし、24時間換気システムは正しく活用しなければ、期待する効果を十分に発揮できません。
ここでは、ゼロホームの24時間換気システムを効果的に活用する方法を詳しく解説します。
1. 24時間換気の目的を理解する
24時間換気システムの目的は、室内の空気を常に新鮮な状態に保つことです。
高気密な住宅では、自然換気がほとんど発生しないため、室内の空気がこもりやすくなります。
そのため、計画的な換気が不可欠となり、室内のCO2濃度や湿度を適切に調整することで、健康的な居住環境を維持できます。
特に冬場は、暖房を使用することで室内の湿度が低下し、乾燥しやすくなります。
一方で、換気を怠ると結露やカビの発生につながるため、バランスの取れた換気が求められます。
2. ルフロ400の仕組みと特徴
ゼロホームのBASE3で採用されている「ルフロ400」は、ダクト式の第3種換気システムです。
これは、家の中に排気ダクトを設け、各部屋から強制的に空気を排出する方式です。
給気は自然給気口から行われ、計画的に外気を取り入れながら、湿気や汚れた空気を効率よく排出します。
一般的な換気システムと比較して、ルフロ400は以下のような特徴があります。
-
強力な換気能力:通常の第1種換気よりも強い換気量を持ち、短時間で空気を入れ替え可能。
-
湿気を効果的に排出:湿気がこもりやすい洗面所や浴室、トイレの空気を優先的に排出。
-
カビや花粉の除去:汚れた空気を排出しながら、新鮮な空気を取り入れるため、室内の空気が常にきれいな状態を保てる。
3. 効果的な換気システムの使い方
24時間換気システムを最大限に活用するためには、以下のポイントを意識することが重要です。
-
換気口を塞がない
換気口や給気口を家具やカーテンで塞ぐと、適切な空気の流れが確保できず、換気の効果が低下します。 -
定期的なフィルター清掃
ルフロ400にはフィルターが搭載されており、外部のホコリや花粉をキャッチします。
しかし、汚れがたまると換気効率が落ちるため、1~2か月に1回は清掃することが推奨されます。 -
換気量の調整
冬場は外気温が低いため、過剰な換気を行うと室内の温度が下がる可能性があります。
そのため、必要に応じて換気量を調整し、適切な換気を維持しましょう。 -
窓を開けすぎない
24時間換気が機能している状態で窓を頻繁に開けると、換気のバランスが崩れます。
室内の温度が急激に変化する原因にもなるため、換気システムを活用しながら窓の開閉は最小限にすることが理想的です。
ゼロホームの家をより暖かくする暖房設備
ゼロホームの住宅は高気密・高断熱設計ですが、それでも冬場の寒さ対策は必要です。
暖房設備を適切に選び、効率的に活用することで、快適な室内環境を維持できます。
ここでは、ゼロホームの家をより暖かくするための暖房設備について詳しく解説します。
1. エアコンを上手に活用する
高気密・高断熱住宅では、エアコンを低めの温度設定で長時間運転するのが最も効果的です。
断熱性が高いため、短時間で室内が温まり、その状態を維持しやすくなります。
特に、サーキュレーターを併用して空気を循環させると、部屋全体が均一に暖まりやすくなります。
2. 床暖房を導入する
床暖房は、部屋の下からじんわりと暖めるため、体感温度が高くなる暖房設備です。
エアコンのように空気を直接暖めるのではなく、足元からの熱放射により、より自然な暖かさを実現できます。
ゼロホームでは、オプションで床暖房を導入できるため、寒さを感じやすい部屋には設置を検討するのも良いでしょう。
3. 輻射式パネルヒーターを活用する
輻射式パネルヒーターは、壁や天井に設置するタイプの暖房設備で、直接空気を温めるのではなく、輻射熱によって周囲の壁や床を暖める方式です。
ゼロホームの高気密・高断熱仕様と相性が良く、乾燥しにくく、静かに室内を暖められるのが特徴です。
ゼロホームで寒いと感じる場合の最適な解決策5選
ゼロホームの住宅は高気密・高断熱仕様ですが、それでも「寒い」と感じる場合があります。
これは、住む人の体感温度や生活スタイル、住宅の設計や設備の使い方など、さまざまな要因が影響している可能性があります。
ここでは、ゼロホームの家で寒さを感じる理由と、その具体的な解決策について詳しく解説します。
1. 窓からの冷気を防ぐ
ゼロホームの住宅は高気密・高断熱仕様ですが、それでも「寒い」と感じる場合、窓からの冷気が大きな要因になっている可能性があります。
窓は住宅の中で最も熱の出入りが多い部分であり、冬場は特に影響を受けやすくなります。
この問題を解決するためには、以下の方法が有効です。
-
カーテンを断熱仕様に変更する
冬場の寒さを軽減するために、断熱カーテンや遮熱カーテンを使用すると、窓からの冷気の侵入を防ぎ、室内の暖かさを維持できます。 -
窓に断熱フィルムを貼る
窓ガラスに断熱フィルムを貼ることで、窓からの熱の流出を抑え、冷気の侵入を軽減できます。 -
内窓(二重窓)を設置する
既存の窓の内側に追加で窓を取り付けることで、空気の層を作り、断熱効果を大幅に向上させます。
内窓は、結露対策や防音効果も期待できるため、冬場だけでなく一年を通して快適な住環境を作るのに役立ちます。 -
窓枠の隙間をチェックし、必要に応じて気密テープで補強する
窓の周囲にわずかな隙間があると、そこから冷気が入り込んでしまいます。
気密テープやシーリング材で隙間をふさぐことで、冷気の侵入を防ぐことができます。
2. 床からの冷気を抑える
床が冷たいと、室内全体が寒く感じることがあります。
特に1階部分は床下の影響を受けやすく、床の断熱性が不十分だと足元が冷えやすくなります。
この問題を解決するために、以下の方法を試してみましょう。
-
床にカーペットやラグを敷く
厚手のカーペットやラグを敷くことで、床の冷たさを和らげ、暖房効率を向上させることができます。
特に、ウール素材のカーペットは保温性が高く、冬場の寒さ対策として効果的です。 -
床暖房の導入を検討する
ゼロホームではオプションとして床暖房を導入できるため、寒さが気になる場合は追加で設置を検討するのも良いでしょう。
床暖房は空気を直接温めるのではなく、足元からじんわりと暖めるため、エアコンと比べて乾燥しにくいメリットがあります。 -
断熱マットを活用する
床の冷気を防ぐために、断熱効果のあるマットを敷くことで、室内の暖かさを逃がさず快適に過ごすことができます。
3. 24時間換気システムの調整
ゼロホームのBASE3では、**24時間換気システム「ルフロ400」**を採用しています。
この換気システムは、家全体の空気を循環させるために設計されており、湿気やカビを防ぐ効果があります。
しかし、換気量が多すぎると、暖房で温めた空気が外に逃げてしまい、寒さを感じやすくなることがあります。
そのため、以下の方法で適切に調整することが重要です。
-
換気量を適切に調整する
冬場は外気温が低いため、換気量を少し抑えることで、室内の温度を一定に保つことができます。
ただし、換気を完全に止めると空気のよどみや湿気の滞留が発生し、結露やカビの原因となるため、適度な換気を維持することが大切です。 -
換気口の位置を確認し、適切な場所に設置されているかチェックする
家具やカーテンで換気口を塞いでしまうと、換気のバランスが崩れてしまい、室温のムラが発生する可能性があります。
換気口の位置を確認し、適切に空気が流れるように調整しましょう。
4. 暖房設備の効果的な使い方
ゼロホームの住宅は高気密・高断熱仕様ですが、適切な暖房設備を活用しないと、十分な暖かさを確保できないことがあります。
以下の方法で暖房の効率を向上させましょう。
-
エアコンを低めの温度設定で長時間運転する
高断熱住宅では、一度温めた空気を保持しやすいため、エアコンを低めの温度(20℃~22℃)で長時間運転する方が効率的です。
設定温度を高くすると、急激な温度変化が生じ、かえって室内が乾燥しやすくなるため、安定した運転を心がけましょう。 -
サーキュレーターを活用して室内の空気を循環させる
暖房を使用しても、温かい空気は天井付近に溜まりやすく、足元が冷えたままになることがあります。
サーキュレーターを使って空気を循環させることで、部屋全体を均一な温度に保ちやすくなります。 -
補助的な暖房器具を活用する
足元の寒さを軽減するために、電気ストーブやパネルヒーターを追加で使用するのも有効です。
ただし、石油ストーブの使用は、一酸化炭素の発生や室内の結露を引き起こす可能性があるため、高気密住宅では推奨されません。
5. 家具の配置を工夫する
意外と見落としがちなのが、家具の配置による室温への影響です。
暖房の吹き出し口や換気口の近くに大型の家具を置くと、空気の流れが滞り、部屋全体が暖まりにくくなることがあります。
以下の点に注意しましょう。
-
暖房の前に家具を置かない
エアコンやヒーターの前に大きな家具を配置すると、暖気の流れが遮られてしまいます。
できるだけ暖房の前には障害物を置かないようにしましょう。 -
ラグやカーペットを効果的に配置する
床の冷気を遮るために、ラグやカーペットを活用すると、足元の冷えを防ぐことができます。
断熱マットを敷くことで、さらに効果が高まります。
ゼロホームの住宅で寒さを感じる場合は、窓や床の断熱対策、換気システムの調整、暖房の使い方の見直しなど、さまざまな方法で改善することが可能です。
住宅の断熱性能を活かしながら、適切な設備を活用し、寒さを感じない快適な住環境を作りましょう。
- C値0.5㎠/㎡の気密性を確保し、隙間の少ない住宅を実現している
- 24時間換気システム「ルフロ400」を採用し、効率的な換気を行う
- 窓の断熱性能が寒さ対策の鍵であり、Low-E複層ガラスや樹脂サッシが有効
- 床の冷え対策として、床暖房やカーペットの活用が推奨される
- 冬場は24時間換気の設定を調整し、冷気の流入を抑えることが重要
- 暖房効率を高めるために、エアコンとサーキュレーターを併用するべきである
- 内窓の設置により、冷気の侵入を防ぎ、室内の温度を安定させることが可能
- 家具の配置を見直し、暖房や換気の妨げにならないようにする
- 暖房機器の選定が重要であり、石油ストーブの使用は避けるべきである
- 気密測定を全棟で実施しており、施工精度の高さが特徴である
- 適切な湿度管理を行い、結露やカビの発生を防ぐことが必要
- 断熱対策を強化し、ゼロホームの住宅性能を最大限に活かすことが寒さ対策につながる

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- あなただけの間取りプランと見積もりを無料で手に入れたい
- 営業マンの強引な勧誘が苦手・嫌い
- 自宅にいながら好みのハウスメーカーを選びたい